横浜シドモア桜祭り実行委員会

横浜港から船出した3000本の桜が、日本から贈られ、米国首都ワシントンに植樹されてから2022年に110年となりました。
今では米国最大の桜の名所となり、毎年3月から4月にかけて3週間にわたり、全米桜祭りが開かれ、多くの人が日米友好のシンボルとされている桜を見に訪れます。この植樹を発案し、実現に尽力したのが、アメリカ人女性ジャーナリストのエリザ・R・シドモア女史です。シドモア女史が明治時代、外交官だった兄の住む山手に滞在し、3年にわたり日本中を人力車で旅し、日本の文化、とりわけ桜を愛しました。アメリカに帰国後は日本の素晴らしい桜並木をワシントンに実現するため17年にわたり努力し、今も兄と母と共に横浜外国人墓地に眠っていることはあまり知られていません。
横浜と関わりの深いシドモア女史とワシントンの桜の歴史をもっと多くの方に知って頂くきっかけになればと思い、日米桜交流110周年を記念して、シドモア女史の名前を冠した、ワシントンの全米桜祭りのような、街全体で市内の色々な場所で行われる桜のイベントを連携する、長期にわたる広域の桜祭りを始めました。横浜にはシドモア女史以外にも日本の黎明期に活躍し、今は横浜外国人墓地に眠る外国人が多くいることから、単なるお花見に限らず、日米開港の歴史などの横浜の歴史をお花見しながら、楽しく知る機会を提供できれば幸いです。
シドモア女史が日米の架け橋となったように、当会も横浜の様々な団体を横につなぐ架け橋となり、横浜のまちの活性化に貢献できればと思います。
期間:2025年3月20 日(木)~4月13日(日) 4週間
期間内に既存の桜祭りを中心に、様々な会場で各参加団体がイベントを開催します。